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2025.02.05 

【ロケーション】コスにイチオシなのはやっぱりイギリスタイプ、リバモのローズガーデン!

ローズガーデンとその様式🌹

 

 

■ バラに包まれる、感動体験!

 

見てるだけでも、時間を忘れてうっとりさせられるローズガーデン。

ガーデン方式には大きく分類して、イタリア式、フランス式、イギリス式があるのをご存じでしょうか?

ここでちょっとばかりのご説明を。

 

 

 

【イタリア・ルネサンス式】

 

 

西洋ガーデンの祖と言われる庭園方式。

丘や傾斜地の立体的な立地を活かし、中腹などに幾何学的、段階的に配置される庭園方式。

丘の上にはヴィラや教会、テラス等の建物を配し、それらからの眺望を考慮して設計されていました。

貴族たちのパーティー等も行われ、実用性を重視されたものも多かったそうです。

 

 

 

【フランス式】

 

 

イタリア式のながれを汲む、平面幾何学方式。

イタリア式は斜面でしたが、幾何学方式はそのままに広大な平面に造園されています。

古城の前、広い庭園に整然たる統一性・一体感をもって作られているのが特徴です。

 

 

 

 

 

【イギリス式】(リバーモール)

 

画一的に配備、古城や教会などの建物を引き立てる

意味合いが強かったイタリア・フランス式の庭園方式ですが

18世紀にはいると画一的なもの、人工的な建築を排した風景式庭園になりました。

 

その代表的なスタイルに、リバモのローズガーデンに見られるような

「ボーダーガーデン」があります。

 

 

 

ご覧のとおり、小道のまわりを手前から奥にかけて高く取り囲むように群生する花々が

奥行と広がりをもたせ、自然な雰囲気をつくっています。

 

 

 (とても奥行きがあるリバモのローズガーデン)

 

イギリス式のローズガーデンは川や緑の自然との調和を重視した「自然風景的庭園」ともいわれています。

リバモのローズガーデンではその奥にヨーロピアン桟橋と川を見渡すことができ、

夜には川のイルミと光り輝く桟橋が、ロマンチックなひかりで撮影を一層盛り上げていきます。

 

 

日が落ちる少し前から、桟橋のライトアップが始まります。

 

 

 

【ひとことメモ】

 

イタリア式・フランス式のローズガーデンは、寺院や宮殿などの建築物の荘厳さを演出するために建物との一体感を重視しているので、平面的に作庭されています。

 

対して、イギリス式のローズガーデンは川や緑の自然との調和を重視した「自然風景的庭園」ともいわれ、風景のなかに溶け込んでいるようなローズガーデンはまさに、コスプレ向き。

立体感を活かした変化に富んだ撮影が楽しめます。

 

 

ご協力

モデル:しま様、まゆ様